藤原の効果 台風27号 28号 2つの台風接近で進路はどうなる? [台風情報]
台風27号と28号が接近して日本に近づいてきています。その進路が気になりますね。
藤原の効果というのをご存知ですが?
戦前の中央気象台長だった藤原咲平氏が提唱した効果です。
2つ以上の台風が同時期に近くに接近すると、その進路はそれぞれの台風の大きさにより2つのパターンに分かれるそうです。
その台風に影響するのが藤原の効果というわけです。
2つのパターンを簡単に説明しますね。
1.二つの台風が同じ程度の場合のパターンです。
この場合はあるところまでは二つの台風が接近してくるのですが、ある一定の距離まで近づくとそれ以上は近づけなくなります。
大体の動きは、二つの台風の中心を結んでその真ん中を中心にして複雑な動きをするそうです。
2.もう一つは二つの台風の勢力がまったく違う場合です。
この場合は、勢力の小さい台風が大きい台風に近づいて行った大きい台風に吸収される場合があるそうです。
おおよそこの二つのパターンに分かれるそうです。
よく起こるパターンは1の場合で、東の台風が西の台風に近づいて行って、ある地点まで行くと近づけなくなり、東の台風が北上し偏西風にのってそのまま離れて行くことが多いそうです。
今回の台風27号と28号もこれに近いようで、現在の予想進路はこの藤原の効果を加味したものとなっているので、複雑な動きをするかもしれませんが、それなりに正しい進路予想になっているそうです。
今後の気象予報に注意しましょう。