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パナソニック 三洋電機の人員9割クビの非情 [会社情報]





パナソニックは子会社の三洋電機社員の9割を3年後をめどにクビにするそうです。

元々三洋電機は松下幸之助の義弟で松下電器産業(現:パナソニック)の専務であった井植歳男が創業した会社です。

資本関係はないとはいえパナソニックとは縁のある会社でした。

その三洋電機を2009年に子会社化したパナソニックはその後事業を見直して、競業する分野は売却するなどして縮小していきました。

買収の目的は三洋電機の強みであったリチウム電池などを取り込み将来の成長エンジンと目論んだわけですが失敗に終わり昨今の巨大赤字に苦しむようになりました。


パナソニックの社員数は32万人の巨大企業ですが、この2年半での退職人数が6万人超という現状です。

これは現在のパナソニックの状況に嫌気を差している社員が相当数いることを示しています。

そして今回の三洋電機社員の9割削減です。

確かにこれまでにかなりを削減してきたので現在の三洋電機社員は2500人程度ですから、これまでにパナソニックをやめた人数から見たらたいした数字ではないのですが、9割という数字が示すとおり旧三洋電機を完全に解体してしまうことを意味します。

三洋電機の使い捨てですね。

こんなことをする会社を社員の人はどう思うのでしょうか?

大多数の人はパナソニックという会社に嫌気を感じているのではないでしょうか。

過去2年半で6万人超の退職者数がこれを如実に示しているのでしょう。

すぐにでも手を打たないとパナソニックが消滅してしまうこともあり得ない話ではないように思います。

世界のパナソニックの復活に奮起を期待します。



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