スパイバー 上場 日本の物作り復活の予感 [科学]
山形県鶴岡市にあるバイオベンチャー企業であるスパイバー株式会社がクモの糸を人工的に作った合成クモ糸繊維を開発しました。
24日に六本木ヒルズで合成クモ糸繊維を使ったドレスを披露したことを報道ステーションで紹介していました。
クモの糸は鋼鉄より4倍ほど強くてしかもナイロンより柔軟な夢の繊維だそうです。
こんな優れた繊維ですが、クモを使ったクモ糸の生産は蚕のようには簡単ではなく縄張り争いや共食いが激しいため工業化は困難とされていました。
今回スパイバー社は微生物を活用してクモの糸のタンパク質を量産できる技術を確立しました。
繊維名は「QMONOS」(クモの巣)と名付けられ、石油に頼らない物作りとあらゆる産業で活用可能な夢の繊維の開発に成功しました。
スパイバーは慶応大学先端生命研究所(鶴岡市)でクモの糸を研究していた関山和秀社長が設立した会社です。
トヨタの子会社で小島プレスがこの夢の繊維に目を付け共同開発をすることになりました。
今後試作工場を建設し、月100kgの生産を目指し、2015年までにパイロットプラントを設置して月産1トンまで引き上げる予定だそうです。
将来的には上場を目指すとは思いますが、現時点では非上場企業です。
上場すれば株価は高騰しそうですね。
日本企業の物作り復活を予感させますね。
期待しましょう。
2013-05-25 09:59
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